月刊誌バックナンバー

きらりと KIRARITO  秋号

きらりと KIRARITO 盛夏号表

きらりと KIRARITO  盛夏号裏

はじめの挨拶

本来でしたら、今頃はオリンピックの熱気も冷めやらず、オリンピックのアスリートに少しでも近づこうとスポーツ熱がたぎっていたのではないでしょうか。アスリートのような引き締まった体形は、先ず筋トレが思いつきますが、筋骨隆々という言葉もあるように均整の取れた体形には骨も大切です。
ところで、骨はどうやって鍛えるかご存知ですか。
ヒトでは腎臓で活性化ビタミンDが作られ、腸でカルシウムとその活性化ビタミンDがくっついて吸収されます。吸収されたカルシウムは女性ホルモンの働きなどで骨にくっつきやすくなります。
カルシウムがくっついた骨は刺激を与えられることによって強くなります。
複雑なメカニズムの中で、プロバイオティクスと腸を考えてきた私たちが、意外な形で皆様の健康の骨格を支えられたら嬉しく思います。
十月八日…ホネの日(ホは十と八からできているので)を迎えるこの秋も健やかに。
店長 増田将之

きらりと教室 秋号のテーマ「骨粗鬆症」予防

外出自粛で骨もどんどん弱っている⁉
でも「私はまだまだ」と思っていませんか?

ご存知ですか?「外出自粛と骨事情」!

骨に含まれるカルシウムなどの量は20歳頃がピーク。
あとは減少する一方で年齢とともに骨は徐々に弱くなっていきます。
最近は外出自粛のため1日の運動量も減ってしまいがちですが、実は「骨の密度」は「運動による刺激」と大きく関係しています。
骨粗鬆症はまだまだ先の事と考えずに、今のうちからのコツコツとした骨貯金が大切です!
骨を強くするのは、毎日の「栄養素」と「骨への刺激」そして「エクオール」!

骨を強くする栄養素は!
「カルシウム」「マグネシウム」「ビタミンD・K」

① カルシウム

骨粗しょう症や骨折予防のためのカルシウムの摂取推奨量は1日700~800㎎です。

② マグネシウム

血中のカルシウム濃度の低下を防ぎます。摂取推奨量は1日290mg(30~69歳女性)
※カルシウムとマグネシウムは、およそ2対1の比率で摂取するのが望ましいとされています。

③ ビタミンD

本来日光にあたると作られるビタミンDは骨を丈夫にし筋力も高めます。
摂取の目安量:1日5.5㎍(成人男女)

④ ビタミンK

カルシウムを骨にとりこみ、骨を強くします。摂取の目安量:1日150μg(成人男女)

骨を強くする刺激体操!とっても簡単「かかと落とし」

◎かかとを床に打ちつける刺激によって骨の代謝が促され、骨密度をアップ‼
【かかとを上げる高さ】 2~3cmから始め、少しずつ高くする。体調や慣れに伴い、高さを調節する。
【ポイント】 1日50回を目安に毎日続けること
❶ 背すじを伸ばし足を肩幅に開いて立つ。
❷ 両足のかかとを上げる。
❸ 両足のかかとを床にストンと落とす。
※②~③をくり返す。

エクオール

女性ホルモンのエストロゲンは、骨からカルシウムが溶けだすのを抑制する働きがあります。
閉経後の女性が骨粗鬆症になりやすいのはこのためです。大豆イソフラボンから作られるエクオールは、エストロゲンに構造が似ているため、体内でエストロゲンと似たはたらきをします。

きらりとキッチン

骨を強くする食材で、おいしく骨粗鬆症予防!

骨を強くする成分といえば「カルシウム」。
今回のきらりとキッチンで扱う食材「サバ缶」は、骨ごと食べられるのでカルシウムが豊富。ひと缶でが360mg摂取できます。
さらに、カルシウムを助けるマグネシウムやビタミンDまで摂れ、調理が簡単な万能食材です。
骨粗鬆症や骨折予防のためには、1日700~800mgが摂取目安量とされていますが、牛乳コップ一杯で220mgです。
全部を一回の食事でとることは難しいですが、うまく組み合わせて取り入れたいですね。
毎日のお食事に、レシピが参考になりましたら幸いです。

バックナンバー一覧へ戻る