つるかめ健康ニュース便 2018年7月号
つかもっちの健康1ポイント
■食中毒にご用心■
日ごとに暑くなり、アウトドアで調理をしたり、飲んだり食べたりするのが楽しみな時期ですが、そんなときに注意したいのが、食中毒です。
食中毒は、「細菌」「ウイルス」「自然毒」などがその原因となっています。しかし、細菌が付着した食べ物を食べても、食中毒になる人とならない方もいます。これは、免疫機能の違いによるものです。人は、悪影響を及ぼす菌などを撃退する免疫力を備えており、乳幼児やお年寄りなど免疫力が弱い人やお腹の調子が悪い人は、中毒を起こしやすくなります。
日頃から免疫力を強くするための習慣を作ることが重要なのです。
そのために重要なのが、「善玉菌」です。善玉菌は乳酸や酢酸などを生み出し、腸内を酸性にします。これが悪玉菌の増殖を抑えて腸の運動を活発にし、食中毒菌や病原菌による感染を予防する腸内環境をつくります。
腸内の善玉菌を増やすのに効果的なのが善玉菌のエサとなる「食物繊維」「オリゴ糖」です。これらはサツマイモやカボチャ、たまねぎやごぼうなどの食品に多く含まれています。
これらの食材を食事に取り入れて食中毒に負けない体で夏を楽しみましょう!
増田店長の菌紀行
▲今年の猛暑日は伝統の発酵食品冷やし甘酒で!▲
このまま気温上昇が続くと日本は熱帯気候になってしまうのではないか?というくらい今年も厳しい暑さを迎えそうです。ここ数年、熱中症対策でスポーツドリンクなど様々な飲料が紹介されていますが、菌をメインとするM&Hラボとしましては『甘酒』を推薦します。
お正月の初詣で振る舞われるので冬の風物詩かと思いきや、江戸時には夏の栄養ドリンクであり、夏の季語であったそうです。江戸幕府も庶民の健康維持のため価格上限を現在の100円くらいに抑えたくらい広く一般的に愛飲されていたようです。
甘酒は、米麹(コウジカビ属:Aspergillus)が水にひたひたにしたお米を醸してできます。
醸されて出来た甘酒の栄養分は、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸などの代謝を助けるビタミン群、システイン、アルギニン、グルタミンなどのアミノ酸、そして大量のブドウ糖です。これらの栄養素はまさしく『飲む点滴』といわれる所以かと思います。
米麹の力でできた『飲む点滴』で夏バテ知らずの暑い夏を堪能して下さい。
やまちゃんの漢方タイムズ
☀ 夏バテに効く漢方 ☀
夏が暑いのは当たり前…とは言っても、猛烈な暑さが続くと食欲も落ち、冷たいものばかり欲しくなったり、だるくてやる気が出ない…なんてことはありませんか?
そんな夏でも元気に過ごせるような漢方薬、その名も「清暑益気湯(せいしょえっきとう)」。「夏の暑さを冷まして(清す)」「元気を増す(益す)」という意味があり、いかにも夏バテに効きそうな名前ですね。
清暑益気湯は9種類の生薬が働き、弱った胃腸の働きを改善し、必要以上の汗を抑えて体の潤いを取り戻してからだを元気にしていきます。その中でも「五味子(ごみし)」という生薬はとても酸っぱい実で、漏れ出るもの(汗など)を抑える収れん作用があります。
この酸味に甘みを加えると「酸甘化陰(さんかんかいん)」と言い、潤いを生み出してくれます。
汗をかいて水分を消耗したら、レモンとはちみつ・梅干しと黒糖などにお湯を注いでホットドリンクにしたり、山芋の酢の物・ドライフルーツなどで酸味と甘味を上手に取り入れて、元気に夏を乗り切りましょう。
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