つるかめ健康ニュース便 2018年1月号
つかもっちの健康1ポイント
皆さん、『三ケ日みかん』ってご存知ですか?「骨を強くする」という科学的根拠が認められ、生鮮食品で初めて『機性表示食品』に認められたみかんです。『三ケ日みかん』は糖度が高いほど有効成分(B-クリプトキサンチン)が多いことが分かっているので、三ケ日みかんに限らず、甘いみかんをたくさん食べると健康長寿につながるかもしれませんね!
さて、機能性食品は、もやしや発芽玄米なども認められていますが、今後、玉ねぎ、ほうれん草、トマトなども仲間になる可能性があります。科学的根拠のある生鮮食品が増えれば、農業が活発化することにつながります。国内自給率が下がってきている中で、質の高い食品が増えるのは本当に嬉しいですよね。
食養生という言葉がありますが、「○〇を食べれば風邪を引かない」のような伝統的な言い伝えや、旬のものを旬に食べることも私たちの体には必要なんですね。以上つかもっちでした!
増田店長の菌紀行
酒造や居酒屋の軒先に緑色のまん丸な玉が吊るされているのが目にとまり、なんだろう?あのまん丸は?と皆さんも思ったことはありませんか?このまん丸は『杉玉』とか『酒林』といわれ、今年も美味しい日本酒ができました!という合図。新酒の時期は深い緑で、時間が経ち夏から秋になると陽を浴びた茶色になり、ひやおろしが美味しいですよと知らせてくれるそうです。一年を通じ生活に溶け込む日本酒の歴史は古く、奈良時代の播磨国風土記に麹で造ったという記録が最古です。その後時間をかけ、現在の日本酒造りの原型は伊丹や灘で江戸時代中期に出来上がりました。酒造りは先人たちの巧みな微生物の操作によりもたらされた伝統技術で、現在の日本酒は微生物学が伝わった明治時代に確立したようです。
発酵の主役は麹菌と酵母菌です。ビールは大麦を麦芽で麦芽糖に変える作業を一つのタンクで行った後、別のタンクで麦芽糖を酵母でアルコールに変えます(単行複発酵)。これに対して日本酒は一つのタンクの中で、お米を麹菌でデンプンに変え、さらに酵母でアルコールに変えます。二つの菌を同時に働かせる技術はとても難しいものです。これだけではなく、酵母菌が増えすぎないように、昔は乳酸菌を使ってコントロールし(現在はやまおろしをしない山廃が主流)、さらに日本酒に雑菌が入らないように加熱処理をします。日本酒造りは菌のコントロールが勝負の分かれ目ともいえます。
個性のある日本酒とおつまみに舌鼓をうちながら明日の英気を養ったり、最近の研究では美肌にも働くそうなので期待してみたり。伝統技術が育んだ日本酒で乾杯してみるのはいかがでしょう。その時は、活躍した菌達にも労いの乾杯をしてあげてください。今年も皆様の益々のご健勝を祈念し乾杯します。
薬剤師やまちゃんの漢方タイムズ
● 豆まきと漢方 ●
2月3日は節分ですね。ところで、なぜ節分に豆をまくのでしょう? それは、漢方の「陰陽(いんよう)五行(ごぎょう)説」から来ています。すべてのものを「木、火、土、金、水」の5つに分類し、各々助け合ったり抑え合ったりしているという考え方です。
良い春を迎えるため、『春に対応する「木」』にダメージを与える「金」を抑えようというのです。【硬い金属で地面を覆うと木は育ちません】「金」は疫病や邪気、また硬い物(硬い金棒を持った鬼、豆など)の象徴です。そして、その「金」を抑え込むのは「火」です。【火は金属を溶かします】つまり、「豆を炒る=火で金を抑え込む」であり、その炒った豆を食べたり鬼にぶつけたりすることは、病や悪いものを噛んでつぶしたり、追い出そうということです。豆まきの後は、年の数だけ豆を食べて厄除けをして、健康で元気な一年を過ごしましょう♪
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