月刊誌バックナンバー

つるかめ健康ニュース便 2019年1月号

つるかめ健康ニュース便2019年1月号表

つるかめ健康ニュース便2019年1月号裏

増田店長の菌紀行

▲ドンネル先生と公衆衛生▲
謹んで新春の祝詞を申し上げます。
M&Hラボは今年も菌の勉強を重ね、皆様に健康を実感頂ける商品や菌と健康に関わる情報をお届けしていきたいと思います。本年も、よろしくお願い申し上げます。
さて、ヒトはプロバイオティクスという有難い働きをしてくれる菌の恩恵を健康維持・増進という形で受けています。その一方で、ヒトは菌との戦いも繰り広げてきました。一見、菌との戦いも終息したように見える現代社会ですが、伊勢志摩サミットの主要議題でも感染症に関する公衆衛生があったように、今なお戦いは繰り広げられています。それでも、平均寿命・健康寿命が延びてきている背景には公衆衛生の発展が一因であると考えられます。日本の(世界の)公衆衛生の発展に、ドンネル親父(ドイツ語で雷親父という意味)の功績は欠かせません。ドンネル親父の名を北里柴三郎といいます。1853年1月29日生まれの肥後もっこすは、幼少期はわんぱく坊主、学生時代は暴れん坊、先生になってからも少々短気でよく雷を落とすが、信念を曲げず人情家であり面倒見もよいことから、野口英世などの弟子達からは畏敬と尊敬を込めてドンネル先生と呼ばれていました。「医者は病を未然に防ぐのが医道の基本。人民に摂生と保険の方法を教え、健康の重要性を説かねばならない」これは北里柴三郎の医学哲学です。この哲学は後の破傷風菌の発見、培養と血清療法の確立につながり、公衆衛生の発展に大きく寄与したのではないかと思います。港区白金台近辺には北里研究所・コッホ北里神社や東京大学医科学研究所など北里柴三郎の所縁に触れられます。1月生まれの北里柴三郎を偲び、風は少し冷たいですが、白金台ぶらり散歩で健康作りは如何でしょうか。


つかもっちの健康1ポイント

〇寒い季節を乗り切る冷え性対策!〇
皆様、あけましておめでとうございます。まだまだ寒い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。これだけ寒いと、手先や足先の冷えが気になってきますよね。西洋医学には冷え性という病名はありませんが、東洋医学では冷えによる肩こりや腰痛、便秘や肌あれ、抵抗力の低下などといった症状が多数存在し、まさに「冷えは万病の元」と言えます。特に女性は、男性と比べて熱を生産する筋肉量が少なく、月経で貧血になりやすいほか、更年期などでホルモンバランスが変化しやすく、自律神経に影響を及ぼすことが多いのです。栄養バランスのとれた食事を基本に、冷えが気になるときは身体を温める食材を積極的に摂り、冬を元気に乗り切りましょう。


薬剤師やまちゃんの漢方タイムズ

◍七草粥(ななくさがゆ)◍
あけましておめでとうございます♪ お正月はおせちやお雑煮、お屠蘇など、ついつい食べ過ぎ・飲み過ぎになりがちですね。1月7日、そんな疲れがちな胃腸を優しくいたわる七草粥を食べて1年の無病息災を祈ります。ところで、みなさまは春の七草を言えますか? 「芹(せり)なづな(なずな) 御行(ごぎょう)はくべら(はこべら)仏座(ほとけのざ) すずな すずしろ これぞ七種(ななくさ)」という和歌にある7種類の薬草を用いることが現在は一般的です。
セリ(芹):水田や湿地に多く生えている香りの良い植物。胃を健やかにします。
ナズナ(薺):別名/ぺんぺん草 血の巡りやお通じを良くします。
ゴギョウ(御形):別名/ハハコグサ(母子草) せきやたんに。
ハコベラ(繁縷):別名/ハコベ 歯や目に良い。
ホトケノザ(仏の座):別名/コオニタビラコ(小鬼田平子) 痛みや熱に。
スズナ(菘):現在の「蕪(かぶ)」を指します。消化促進など。
スズシロ(蘿蔔):現在の「大根」を指します。消化促進など。
筆者は田んぼが多い田舎で育ち、祖母や母に教わりながら野の草花として摘んだりしていましたが、最近はスーパーに行くと七草粥セットとして置いてあることが多く、便利になりましたね。


お客様の声

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